本の話 - マーク・フィッシャー「成功の掟 若きミリオネア物語」


1989 日本能率協会マネジメントセンター
マーク・フィッシャー 先生
近藤 純夫 先生監修
上牧 弥生 先生訳

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原題
「The Instant Millionaire」

訳すと
「すぐさま億万長者」って感じだろうか
「即席億万長者」とも言える

正直なところ
期待ハズレの内容だ

この作品をパクったとされる
「ユダヤ人大富豪の教え」
思い出しながら読んだが
この作品に影響を受けたのは間違いないと思う

しかしながら
純粋に啓発本として読み
「ユダヤ人大富豪の教え」と比べると
どうしても物足りなさを感じてしまう

展開の面白みに欠けるし
オチの白々しさもヒドイ

もしかしたら
邦訳にも問題があるかも知れない

読む順番が逆だったら
また違う感想であったとは思うし
続編である「成功の掟2・3」を
読み終えていないので
ハッキリとは断言出来ないが
成功の掟1を読んだ限りでは
「ユダヤ人大富豪の教え」に軍配を上げざるを得ない

「啓発本にそんなの求めるなよw」と
言う人がいるやも知れんが
それはそれでとても悲しい

読み物であれば
どんなジャンルであっても
面白く有るべきと思う


否定的な話ばかりだが
もちろん書いてある内容は
素晴らしい教えに溢れている

ただ単に
書き方が面白く無いのだ

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高い目標を持て!
目標を具体的に書き留めろ!
言葉に出して自分に言い聞かせろ!
出来っこない…と言う自己暗示から解き放たれろ!
自分には間違いなく実現できると自己暗示をかけろ!

誰が何と言おうと
成功するんだ!と言う信念を持ち
高い目標に向かって生きろ!

自分の運命を支配しろ!

人生全般が集中力の長い訓練場だ!

秘訣は精神の集中!
心の平穏を保て!
成功への重要な鍵だ!

集中力が最高レベルに達した時
夢と現実がぴったりと一致する!

きっと成功すると心のそこから信じればそれは実現する
わずかな疑いも入れてはいけない!

ことばの力が自分に不利な方向にはたらかないようにするためには
他人を思いやることが出来なくてはいけない!

人間のいちばんの財産は自由だ!
富は自由を与えてくれる!
両手に何も持たぬものだけが永遠のバラを育てることが出来る!

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内容はだいたい↑こんな感じだ


特に以下の2つの言葉↓

「毎日、すべてにおいて私は向上していく」

「心を鎮め、自分が神であると知れ」


これは是非とも毎日繰り返し
声に出して自分のモノにしていきたい

今まで
自分の心がつくりあげてきた己の固定イメージを新しく作り変える
キッカケになる可能性をこの本は持っているかも知れない


コメント

  1. 思いこみとか宗教っぼいな

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  2. 宗教まで行くかどうかは個人差あると思うけど
    成功本・啓発本に思い込みの類が多いのは確かだね

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