本の話 - 宮部みゆき「火車」


1992 双葉社
宮部 みゆき 先生


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宮部みゆき先生原作
名作ミステリー「火車」がドラマ化

http://www.tvlife.jp/news/detail.php?news_id=49690


これはなかなか興味深いドラマ化


しかもキャストは
上川隆也、佐々木希、寺脇康文…

テレビ持ってないが
観たい!
と思わせる配役

ドラマ化記念レビュー
とまではいかないが
すでに読んでいたので
その時の感想文をどうぞ


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読んだキッカケは
当時通ってた職業訓練学校の同級生
(竹内結子似の超キレイな娘だった)が
オススメしたので試しに読んでみた

これが面白い!

キッカケがちょっと強引であるが
主人公同様
途中で引き返せないほど
興味を注がれる依頼だ

読み進めるうちに
主人公以上に
ノメり込んでいる自分に気付く

それは
どうしてなんだろう?
と言うホント純粋な興味そのものだ


宮部先生らしく
脱線気味の説明が多め
(これがたまらなく退屈)

しかしながら
それを有り余るほどの
興味深いストーリー

説得力のある背景で
有無を言わさない横綱相撲な展開だ

しかも
野暮な説明を排除した結末が
(上質の映画を観るようなエンディングだ)
さらに効果的で乙だ


時代がやや古く
現在に当てはまらない部分も多々あるが
現代社会が抱える闇の部分をエグる
宮部先生の得意技炸裂

とても素晴らしい作品


この作品により
自分の中でしばらく宮部みゆきブームが続いた
それはまたの機会に…

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