本の話 - 宮部みゆき「模倣犯・上」

2001 小学館
宮部 みゆき 先生

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この胸糞悪さは
一体何なんだ

いつ以来だろう
きっと
ジョジョの奇妙な冒険
第一部のディオ以来だ

本物の悪だ
「悪」そのもの


読者に
こんな最悪の読後感を味合わせるほど
入り込ませる描写

先生はホント上手い


721pのボリューム
なおかつ1p2段文章

図書館で借りていたが
あまりのボリュームに
半年ほど手が遠のいていたw

先生の得意の
脱線と言うか
キメの細かい描写と言うか
そこまで掘り下げなくても…
ってくらいにツッコンだ背景
広げ過ぎであとでどう畳むんだ?ってほど
途中で逃げ出したくなるスケール感

自分も一緒くたに
事件に巻き込まれる錯覚に陥るほどだ


意外にも
早めに犯人を教えてくれる

その後の展開が上手い
ホント憎らしいのだ

冒頭から
ずっと不安感・絶望感が付きまとったまま
そう
胸糞悪いまま下巻に突入だ

この感情を先生は
どうしてくれるのか
非常に楽しみだ

下巻は698pあるらしい…
トホホ…

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