映画の話 - ต้มยำกุ้ง(トム・ヤム・クン!)

2005 タイ
Sahamongkol Film
プラッチャヤー・ピンゲーオ 監督
トニー・ジャー 主演

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こんなアクション映画を待っていた!
これこそが
正真正銘のホンモノのアクション映画だ!

ノースタント! ノーCG! ノーワイヤー!

身体一つで真剣勝負してくる
覚悟して観るべし!


物語は
象と共に生きる象使いの親子
やがて子像が産まれ
その子像の成長と共に
子供もたくましい青年となっていった

ある祭りの日
父親が何者かに襲われ
象の親子が連れ去られてしまう

青年が必至に追いかけるが…


ストーリー自体は上記の通り
まったくありきたりのチープな復讐劇だが
そんな野暮な考えは
主人公演じるトニー・ジャーの肉体の前では通用しない


とにかくスゴイアクションシーンの連続なのだ!

スピード感溢れるボートアクションシーン
バイク・自転車・インラインスケートの男たちに襲われるシーン
など
トニー・ジャーのアクションの素晴らしさが存分に楽しめる
ヤラレ役の怪我の心配をしてしまうほどだ

中でも
ブルース・リー死亡遊戯を思い出させる
塔のようなビルを登りながら
バッタバッタと敵をやっつけていくシーン
(しかも長回しワンカット!

感嘆するコト間違いなしだ!

トニー・ジャー
カメラマン
ヤラレ役
照明
エキストラ
みんなの息が合わない限り
あんな長回しは撮れない

歴史に残る
凄まじいアクションシーン
と言えよう

そしてラストのアクションシーンも見物だ!
古式ムエタイの関節技で70人切り!
(日本公開版では49人らしい)
さらに異種格闘技(対プロレスラーやカポエラの使い手など)も満載!

血沸き踊る男子たるもの
ブルース・リー
ジャッキー・チェン
ジェット・リーの
正統なるアクション映画の継承者
トニー・ジャーを見逃す手はない


どうしても
アクションシーンに目が行ってしまうが
タイの自然の美しさ
意外と上手な像の演技も見物だ
(特に民族的な踊りのシーンは編集も上手く幻想的で素晴らしい)

作られたアクションに飽きた方に
是非とも観てもらいたい

ノンシュガーコーテッド硬派なアクション映画

スカッとしたい方にオススメ




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