Columbia Pictures
ピート・トラヴィス 監督
デニス・クエイド 主演
----------
初めから最後まで
息が詰まるほどの緊迫感
主人公の極限の緊張が
観ているこっちにまで伝わってくる
素晴らしいサスペンス・アクション映画だ
内容は
スペイン・サラマンカの広場
テロリスト撲滅会議のため各国首脳が集まった
地元市長が開会を告げ
主賓のアメリカ合衆国大統領が演題に立った
その瞬間 大統領が狙撃されてしまう
会場が大混乱に陥る中 今度は爆発が…
--------
タイトルは
「有利な視点」と言ったところか
煽り文句↓が的確で上手い
8 Strangers
8 Points Of View
1 Truth
８人の８つの視点
一つの真実
この作品の最大の特徴
一つの事件を８つの視点で描いている
徐々に真相に迫っていく視点に
ワクワクドキドキさせられっぱなしだ
はじめに
テロ撲滅会議を生中継する
アメリカのテレビ局の視点
アメリカ合衆国大統領を守る
主人公であるＳＰの視点
スペイン地元警察官の視点
たまたま観光に来て
ビデオカメラで撮りまくってる
アメリカ人観光客の視点
アメリカ合衆国大統領の視点
そして最後に
テロリストたちの視点だ
-------
申し訳ないが
主人公のＳＰを差し置いて
テロリストたちが
めちゃくちゃかっちょええ
かなりの知能犯たちで
アメリカ人ＳＰが次から次へと
殺られていく様が逆に痛快だ
後半のカーアクションも素晴らしい
スペインの美しい街並み
かなり狭い石畳の道
事件により街自体が大混乱
道にはみ出そうな観光客がひしめく中
所狭しと車が爆走していく
それぞれの視点が変わる毎に
事件の真相も変わるようなイメージだ
結末がどうなるのか
まったく予測つかない
ハラハラドキドキの連続！
この勢いでオチはどう持って来るんだ～？
と思いきや
意外と呆気無いオチでやや拍子抜け
ちょっとご都合主義過ぎるきらいがある
さらに
いただけないのが
アメリカ人観光客のありえない行動だ
「日本人じゃないんだから
そんな状況でビデオカメラ回し続けないだろ！ｗ」
っとツッコミをいれたくなること必至だ
しかしながら
良質なサスペンス・アクション映画であるコトには
まったく異論はない
素晴らしい９０分を約束しよう
アメリカ人観光客の違和感を
一緒に体験して欲しいｗ
コメント
コメントを投稿