本の話 - たばたせいいち「さっちゃんのまほうのて」

1985 偕成社
たばた せいいち 先生作・絵
先天性四肢障害児父母の会
のべあきこ先生
しざわさよこ先生
共同制作

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対象年齢5・6歳からの絵本ではあるが
そんなシバリはまったく意味を成さない

ほとんどの方が
心打たれるに違いない




40Pのこの絵本は非常に短い
テーマは重くそして温かい

独身・子供なしで
おちゃらけに生きてるオイラでさえ
涙なしでは読み進めることはできなかった

もし自分に子供が居たとして
この絵本を読み聞かせるとしたら
最後まで平常心で読み聞かせることなど
けっして出来ない
だろう

情けないことに
このエントリーを書きながら
涙が止まらない自分が居る


簡潔な文
素晴らしい画

特に
さっちゃんの表情が
たまらない


出来過ぎた展開や
障害者の方々の気持ちなど
野暮なことは語るべきではないし
まったく無価値だ

読み
そして涙する

それ以上でもなく
それ以下でもない

とても素晴らしい絵本

小さな子供がいる方にはもちろん
どんな人にもオススメの絵本と断言
できる


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