本の話 - 玉袋筋太郎「新宿スペースインベーダー 昭和少年凸凹伝」

2011 武田ランダムハウスジャパン
玉袋 筋太郎 先生

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言わずと知れた浅草キッドの一人

タイトルからも分かる通り
昭和40~45年生まれの男性だったら
思わずニヤリとしてしまう一冊


オイラは一回り下の世代なので
ちょっとキビシかったが
当時の空気感はわずかながら覚えてたし
充分伝わってきた
(田舎なので都会から遅れて伝わってくるw)


紹介文に
小説としては「童貞」作
と書いてあるが
レベル的に小説とは言い難いかも知れない

内容は
玉袋筋太郎こと赤江少年(悪ガキ・やんちゃ)
どこにでもいそうな小学5年生の日記


東京都新宿が舞台ということもあり
なかなかあり得ないエピソードばかりだ

・新宿御苑でザリガニ釣り
・神宮球場グランドに乱入

上記のように
田舎育ちの人間(オイラ)には
ちょっとぴんと来ないような
羨ましすぎる環境

残念ながら
山場も涙ポロリもハラハラドキドキもない
ただの「新宿生まれの悪ガキの物語」
と言わざるを得ない

しかしながら
同世代の人間には(特に男性)たまらない空気感を含んでおり
それが唯一とも言える目玉
と言えよう

昭和40年前半生まれの男子にオススメな一冊だ


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