本の話 - 朝井リョウ「何者」


2012/11 新潮社
朝井 リョウ 先生

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この本を読んで
ツイッター・フェイスブック・ラインを
辞めてしまう人が居るやもしれない
(オイラも過去の書き込みなどを確かめてしまったほどだ)

それほどの威力を持った
胸に突き刺さる言葉が続

中でも「サワ先輩」の助言が強烈

全てを見通した上
一撃必殺トドメの一太刀!
その切れ味たるや
インターネット回線をブチ切る勢い

そして
裏での感情が表で解き放たれる時
背筋も凍るような激突!

いつの間にか息を止め
奥歯を噛み締め
ガッチガチに肩がこわばっている己に気が付いた…

オチはその肩のこわばりを
優しく解してくれるかのよう
良い意味での若さが出ており
ニヤニヤが止まらない

装幀も表紙も題名も抜かりがない!
(特に題名は秀逸

直木賞受賞 文句なし!!!
参った!!! 降参!

ツイッターなどにあまり明るくないであろう
高齢の選考委員先生方がこの本を選んだことに
嬉しい驚きを隠せない
直木賞は革新的なのだ!

20才前後の大学生にどストライクな一冊
心して読まれよ

第148回(平成24年度上半期) 直木賞受賞

2chでアホな書き込みしてる輩は特に読むべし
(自戒を込めて)


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