本の話 - 上野正彦「死体は語る」

1989 時事通信社
上野 正彦 先生


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前回の読書感想文エントリー
「なぜ人は砂漠で溺死するのか? 死体の行動分析学」
の原点ともなった作品

これは面白い
事実は小説より奇なり
とは正にこのことだ


実践法医学・監察医の権威だった
先生の処女作

名言が至る所から溢れている
「死者の人権を守れ」
「死後も名医にかかれ」
「死者は生きている」
「死者は雄弁である」

気持ち悪さを想定していたが
まったくの見当違いだ

監察医から見た
現代社会の闇・未来への提言など
死体の話だけに留まらないところが
この本の面白さだ

22年前の作品だがまったく色褪せてない
ベストセラーの理由がよく分かる

「なぜ人は砂漠で溺死するのか? 死体の行動分析学」
合わせて読まれたい


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