2012/2 新潮社
窪 美澄
-------
鮮烈なデビュー作
「ふがいない僕は空を見た」から2年
まったく切れ味は衰えていない
こっちまで胸が痛くなるほどの描写
心の奥にある触れてはいけない部分を
容赦なくひけらかしている
読むスピードが加速していくような文体が特徴的
中盤までそれが上手くハマっていたが
後半はもう少しスロウダウンした方がより響いたように思う
また
女性の描き方の素晴らしさから比べると
男性はやや物足りない気がする
しかしながら
彼女たちの旅がこのまま続いて欲しい
と思させてくれるほど
彼女たちを魅力的に動かしている先生の力量は
計り知れない
装幀も内容にピッタリの良い仕事をしている
読み進めながらふと
角田光代先生「対岸の彼女」「八日目の蝉」を思い出した
生きることは辛く
大変なことの連続だが
迷いながらでも良い…けっして死んではいけないのだろう
女性にオススメ
窪 美澄
-------
鮮烈なデビュー作
「ふがいない僕は空を見た」から2年
まったく切れ味は衰えていない
こっちまで胸が痛くなるほどの描写
心の奥にある触れてはいけない部分を
容赦なくひけらかしている
読むスピードが加速していくような文体が特徴的
中盤までそれが上手くハマっていたが
後半はもう少しスロウダウンした方がより響いたように思う
また
女性の描き方の素晴らしさから比べると
男性はやや物足りない気がする
しかしながら
彼女たちの旅がこのまま続いて欲しい
と思させてくれるほど
彼女たちを魅力的に動かしている先生の力量は
計り知れない
装幀も内容にピッタリの良い仕事をしている
読み進めながらふと
角田光代先生「対岸の彼女」「八日目の蝉」を思い出した
生きることは辛く
大変なことの連続だが
迷いながらでも良い…けっして死んではいけないのだろう
女性にオススメ
目から水が出た
返信削除涙拭けよ
返信削除ふがいない僕は空を見たの方ポチった
返信削除晴天の迷いクジラはもっと安くなったら読んでみるかな(´・ω・`)
「ふがいない~」
返信削除なかなか強烈だよ~オススメ